UEFAがCL、ELに次ぐ3つ目のクラブ大会設立へ 21年開始予定
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【9月12日 AFP】サッカー欧州クラブ協会(European Club Association、ECA)のアンドレア・アニェッリ(Andrea Agnelli)会長は11日、欧州サッカー連盟(UEFA)が新たなクラブ大会の設立に動いていることを認めた。
もし実現すれば、カップウィナーズカップ(UEFA Cup Winners' Cup)の廃止から約20年を経て、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)とヨーロッパリーグ(UEFA Europa League)に次ぐ3つ目のクラブ大会が誕生することになる。
イタリア・セリエAのユベントス(Juventus)の会長を務め、UEFAのクラブ大会委員会の一員でもあるアニェッリ氏は同日、クロアチア・スプリト(Split)で行われたECAの年次総会で「3つ目の大会を2021-22シーズンからスタートさせる承認が下りた」とコメント。新大会の設立には今後、UEFAの執行委員会による承認が必要になる。
アニェッリ氏によれば、新たな大会を創設することで計96チームが3大会に出場することになるという。これにより、ヨーロッパリーグのグループステージに出場するチーム数が48から32に縮小し、チャンピオンズリーグと新大会も同じく32チームで争われる。
今回の件に関してはメディアでも報じられていたが、UEFAのアレクサンデル・チェフェリン(Aleksander Ceferin)会長が先月に否定したばかりだった。会長は当時、「ヨーロッパリーグを64チーム制にするか、あるいはどちらも32チーム制にした方が良いのかといった議論は確かにある。現時点では議論にすぎないが」と述べていた。
UEFAは約40年にわたりカップウィナーズカップを開催していたが、1999年の廃止と同じタイミングでチャンピオンズリーグが拡大されていた。(c)AFP