【9月5日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2018)は4日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第3シードのファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)が6-7(5-7)、6-3、7-6(7-4)、6-2で第11シードのジョン・イズナー(John Isner、米国)を下し、自身3度目の準決勝進出を決めた。

 2009年大会覇者のデルポトロは次戦、決勝への切符を懸けて第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)と第9シードのドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)の勝者と激突する。一方、イズナーが敗れたことで、2003年以来となる地元米国勢の優勝の夢はついえた。

 デルポトロはこの日、今大会に入って初めてセットを落としたが、試合を通してアンフォーストエラーの数を14本に抑えたほか、一度もブレークを許さず、ミスが目立ったイズナーを3時間31分で破った。

 イズナーとの通算成績を12戦8勝とした29歳のデルポトロは「大好きなニューヨークで再び準決勝に勝ち進めたのは、自分にとって非常に特別。試合を通して互いに全力を尽くしたが、自分のサーブがカギとなり勝ち残ることができた」と語った。

 一方、妻が第1子の出産を2週間後に控え、急いでテキサス州ダラス(Dallas)へと戻ることになるイズナーは「彼は今、キャリア最高のテニスをしているかもしれない」と話し、デルポトロを称賛した。(c)AFP/Dave JAMES