【8月24日 AFP】第18回アジア競技大会(18th Asian GamesAsiad)に出場中の中国人競泳選手が口論の末、韓国人選手に暴行を加えたと、韓国の聯合(Yonhap)ニュースが23日に報じた。

 同メディアは、インドネシアのジャカルタ・アクアティック・センター(Jakarta's Aquatic Center)で行われた練習中に、キム・ヘジン(Hye-Jin Kim)の腕が偶然中国人選手の顔に入ったと、大韓体育会(KSOC)の情報を引用し報道。名前が判明していないこの中国人選手はキムを蹴り返し、両者は他の選手やコーチによって引離されたという。

 KSOCは「二人の競泳選手は体がぶつかり合った後に口論をした。キムは最初に謝ったが、中国人選手はどうやら彼女が言ったことを理解できず暴力を振るったようだ」と発表している。

 またKSOCによれば、中国チームのスタッフはこの件に関して韓国側にその場で謝り、その後選手村でも謝罪に訪れたという。

 しかしKSOCの女性広報担当は、この件を重大なものとは捉えていないようだ。

 同氏はAFPに対し、「(今回の出来事は)練習中の水泳選手にはよく起きることであり、中国人選手のコーチも謝罪をしてくれた」と話している。

 24歳のキムは18日、ジャカルタで行われた女子100メートル平泳ぎの決勝で5位に入った。

 アジア大会の主催者はAFPの取材に対しこの出来事に関知していないと述べ、中国オリンピック委員会(COC)もこの件についてコメントを出していない。(c)AFP