【8月23日 AFP】オーストリアで昨年、アフガニスタン出身の男が10代の妹を28回刺して殺害する事件が発生し、オーストリアの裁判所は22日、男に同国の最高刑である終身刑を言い渡した。いわゆる「名誉殺人」とみられる。

 2013年からウィーン在住で、現在20代前半のこの男は、昨年9月に妹を殺害したと認めているものの、判決を不服として上訴の意向を示している。

 当時17~18歳だった妹は、父親と兄による家庭内暴力を逃れ、シェルターに身を寄せていた。通学中に兄に見つかり、責め立てられたという。

 オーストリア通信(APA)は、ステファン・アポストル(Stefan Apostol)判事が、犯行動機が「名誉というものの誤った認識」に基づいており、「中欧の価値観に相反する」と指摘したと報じている。

 国連アフガニスタン支援団(UNAMA)は、女性が殺害された数百件の事例について調査を行い、報告書を最近発表した。これによると事件の多くが、女性らが家族に「恥」をかかせたとして男の親族に殺されるいわゆる「名誉殺人」だったという。(c)AFP