【8月15日 AFP】サッカーアルゼンチン代表の主将リオネル・メッシ(Lionel Messi)が年内に行われる国際親善試合の4試合を欠場すると、地元メディアが14日に伝えた。

 バロンドール(Ballon d’Or)を5度受賞しているメッシは、2016年のコパ・アメリカ(2016 Copa America)決勝でチリに敗れた後に一度代表を引退。しかしその後、W杯ロシア大会(2018 World Cup)の本大会出場へ向けて力を貸すため、チームに復帰していた。

 アルゼンチンは9月7日に米ロサンゼルスでグアテマラと対戦し、その4日後にはニューヨークでコロンビアと試合を行う予定。さらに今年はもう2試合が開催されるが、対戦相手は決まっていない。

 アルゼンチンの日刊紙クラリン(Clarin)は「メッシは今年アルゼンチン代表でプレーせず、今後についても疑わしい」と報道。また、ウェブサイトのInfobaeは「メッシは休養を取るようだ。しかし、それは彼が引退することは意味しない」と伝えた。

 一方、アルゼンチン代表の広報はAFPに対し、「しかるべきときに監督がメッシに関する状況について話す」とコメントしている。

 W杯でフランスやクロアチアに敗れたアルゼンチンは、ホルヘ・サンパオリ(Jorge Sampaoli)監督がチームを離れ、リオネル・スカローニ(Lionel Scaloni)氏が暫定的な指揮官に就任している。

 15日にカンプ・ノウ(Camp Nou)で行われる親善試合に出場するため、スペイン・バルセロナを訪れているカルロス・テベス(Carlos Tevez)は「非常に個人的な意見だが、レオ(メッシの愛称)は将来について考える時間が必要だ」とコメントした。

「たとえ彼が代表に復帰しなかったとしても、それは理解できる。アルゼンチン代表の試合では、良くも悪くも彼に批判が集まってしまう。それは彼にとってもチームにとっても良くない。私もそうした状況にいた経験があるから理解できる」

 メッシが代表チームで初の主要タイトルを獲得する次なるチャンスは、ブラジルで開催される2019年のコパ・アメリカとなっている。(c)AFP