【8月12日 AFP】仏パリで、無免許運転で交通事故を起こした男が警察から逃れようとして致命的なミスを犯してしまった。逃げ込んだ先が情報機関の本部だったのだ。

 警察筋によると、パリの環状線「ペリフェリック(peripherique)」で10日、交通事故があり、事故車を無免許で運転していた男は混雑する道路の外へ逃げ出そうと高さ数メートルもあるフェンスをよじ登った。ところが、大衆紙パリジャン(Le Parisien)によると、何も知らずにフェンスを越えた男が着地した場所は仏国防省傘下の情報機関「対外治安総局(DGSE)」の敷地だったため、男は直ちにその場で逮捕された。

 DGSEの本部はパリ北東部のモルティエ大通り(Boulevard Mortier)にある。世界的な人気を得たスパイものの仏テレビドラマ『Le Bureau des Legendes』はこのDGSE本部が舞台だ。(c)AFP