【7月31日 AFP】ノルウェー出身の元クロスカントリースキー選手で、女子リレーの五輪金メダリストとして知られるヴィベケ・スコフテルート(Vibeke Skofterud)さん(38)が、ジェットスキーの事故で亡くなった。同国当局が明らかにした。

 28日に行方不明となっていることが報じられたスコフテルートさんは、29日午前中にノルウェー・アーレンダール(Arendal)近郊の小さな島で遺体となって発見された。地元警察の発表によると、「全ての情報がジェットスキー事故であることを示している」という。

 スコフテルートさんはクロスカントリースキーの女子20キロメートルリレーで、2010年バンクーバー冬季五輪で金メダルに輝き、2005年と2011年のノルディックスキー世界選手権(FIS Nordic World Ski Championships)でも優勝メンバーとなると、2014年1月に現役を引退した。

 2010年と2011年の優勝メンバーだったテレーセ・ヨーハウグ(Therese Johaug)は、ノルウェースキー連盟(Norges Skiforbund)を通じて、「親友の一人を失いました。彼女は部屋を明るくしてくれる友人でした。彼女の周囲にはエネルギー、愛情、そして思いやりがあふれていました」とコメントした。

 冬季五輪で史上最多となる計15個のメダルを獲得し、2010年にはスコフテルートさんと共に金メダルを手にしたマリット・ビョルゲン(Marit Bjorgen)も、「体は震えているし、衝撃を受けている。途方に暮れている」と心境を語った。(c)AFP