【7月27日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するフォースインディア(Force India)のセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)は26日、チームの財政が「危機」に直面していることを受け、自身の去就について検討しなければならない状況であると認めた。

 メキシコ出身の人気ドライバーであるペレスは、英シルバーストーン(Silverstone)に拠点を置くフォースインディアに残留するのは選択肢の一つであるとしながらも、他チームからのオファーを検討する必要性を認識しており、夏季休暇の間に自身の去就に決着をつけることを望んでいる。

 ペレスは「現在のところ危機的状況だ」とすると、「チームが財政的にかなりの問題を抱えていることは、秘密でもなんでもない。コンストラクターズ部門で5位につけていることからすれば、これほど財政問題を抱えているのは想像できないだろう。このチームには可能性があることを示しているのに」と話した。

「自分としてはチームのこれからの数週間、数か月間を見守っていきたい。なぜなら、このチームの素晴らしさを確信しているからだ。夏季休暇の間に、ここで起きていることに対して何か良い考えが思いつけば、明確な決断が下せるだろう」

 フォースインディアの共同最高執行責任者(COO)を務めるオットマー・サフナウアー(Otmar Szafnauer)氏は、今季第19戦メキシコGP(Mexican Grand Prix 2018)の頃までにペレスと同選手のスポンサーとの交渉を進める予定であると述べた。

 しかし、ペレスは状況次第で早期決断に迫られることを認識しており、「幸運にも自分にはいくつかの選択肢がある。来季に向けてどのチームに空きがあるのか、その可能性を見極めた上で決断を下したい。上位3チームを除き、このチームには最も可能性があると確信しているから、ここで起きることをじっくり見極めていくつもりだ」と話した。(c)AFP