【7月27日 AFP】米ホワイトハウス(White House)が、ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領とジャンクロード・ユンケル(Jean-Claude Juncker)欧州委員会(European Commission)委員長による記者会見で米CNNテレビの記者の出席を禁じ、非難を浴びている。

 CNNが伝えた同局のケイトラン・コリンズ(Kaitlan Collins)記者の話によれば、同記者は、記者会見に先立ち「不適切」な質問をしていたことを理由に、ホワイトハウスの広報担当者から会見に出席できないと言われたという。

 ホワイトハウス記者会(White House Correspondents' Association)は、「気に入らない質問をしたわれわれのメンバーを公開の記者会見から締め出すという、ホワイトハウスによる本日の誤った、不適切な決定を強く非難する」と表明。さらに「こうした報復はまったく不適切で間違っており、軟弱なものだ」と批判した。

 CNNもホワイトハウスの決定を非難し、「その日のニュースに関する質問が単にホワイトハウスにとって不快だからといって、それが無意味で聞くべきでない質問だということにはならない」と指摘した。このほか、ライバル局のFOXニュース(Fox News)を含む他の記者たちも、コリンズ氏を擁護している。(c)AFP