【7月23日 AFP】18F1第11戦ドイツGP(German Grand Prix 2018)決勝でリタイアに終わったフェラーリ(Ferrari)のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)は22日、クラッシュの責任はすべて自身にあるとしたが、気にして眠れなくなるようなミスではなかったとコメントした。

 ベッテルは天候が崩れるまで先頭を走っていたが、局地的な雨に打たれたことがクラッシュにつながった。52周目にベッテルは、スタジアムセクションのターン13を曲がり切れず、大勢のファンが見守る中でタイヤバリアーに突っ込んだ。

 4度の年間王者に輝いているベッテルは、「大きなミスだったとは思わない。リタイアという結果なので、もちろんレースに大きな影響を与えてしまったが、自分のミスのことで今夜眠れなくなるようなことはないだろう」とすると、「あの時点まではすべてがうまくいっていたのでがっかりしている。前に言ったように、僕らに雨は必要なかったね」と続けた。

「僕たちには強いマシンがあるし、今後については自信を持っていいと思う。とてもポジティブな週末だったし、たまにはきょうのようなクラッシュが起きる日もある。自分のミスだ。チームに謝罪する。彼らがしたことはすべて正しかった。僕の手にかかっていたのだが、小さなミスが大きな失望につながってしまった」

 今季初めてリタイアに終わったベッテルは、生まれ故郷のヘッペンハイム(Heppenheim)にほど近いホッケンハイムリンク(Hockenheimring)で初優勝を目指していた。

 メルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)は、21日の予選でマシントラブルがあったため14番グリッドからスタートしたが、大逆転優勝を飾り、年間王者を争うベッテルとのポイント差を17として首位に立った。(c)AFP