【7月5日 AFP】イタリア・セリエAの王者ユベントス(Juventus)が、スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)のクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)の獲得に向け、1億ユーロ(約128億円)のオファーを送ったと、複数のメディアが4日、伝えた。

 2018年W杯ロシア大会(2018 World Cup)でウルグアイに敗れベスト16で敗退となった33歳のロナウドは、5月に行われたリバプール(Liverpool FC)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)で優勝した後、レアルを去ることをほのめかしていた。

 イタリアのメディアは、すでにユベントスからのオファーがあったことを報じており、スペインのスポーツ紙マルカ(Marca)も、ロナウドがトリノ(Torin)で家を探していると伝えた。

 バロンドール(Ballon d'Or)に5度輝いたロナウドは、レアルで450得点をマークし最多得点記録を保持しており、昨シーズンのチャンピオンズリーグでユベントスと対戦し壮観なオーバーヘッドキックでゴールを決めた際には、ユベントス・スタジアム(Juventus Stadium)に集まったファンから喝采を浴びていた。

 同日、レアルは、フランスがアルゼンチンに勝利したW杯の試合で圧巻のプレーを披露した19歳のキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)の獲得に向け、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に対して世界最高額のオファーを送ったという報道を否定する公式発表を行っていた。

「レアル・マドリードはPSGやエムバペに対して一切のオファーを送っておらず、当該クラブによって証明されていないこの種の情報が拡散されていることを非難する」 (c)AFP