【7月3日 AFP】2日に行われたサッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)決勝トーナメント1回戦で、ベルギーに2-3で逆転負けを喫してベスト16敗退に終わった日本の西野朗(Akira Nishino)監督が、終盤の失点について「スーパーカウンター攻撃を受けるのは予測できなかった」と語った。日本は試合終盤、カウンター攻撃から最後はナセル・シャドリ(Nacer Chadli)に決勝点を奪われた。

 後半に原口元気(Genki Haraguchi)と乾貴士(Takashi Inui)がゴールを決め、2点を先制した日本だったが、その後はベルギーが反撃をみせて同点に追いつかれると、試合終了間際に逆転を許した。西野監督は「われわれにとって最高の展開を作れたが、最後はこういう形になるとは考えていなかった。あそこまで覆されるとは思ってもいなかった」と話した。

 西野監督はまた、試合終了と同時にピッチに崩れた選手たちの様子について「選手たちはただただ立ちつくしていたので、シャワーを浴びるよう指示した。声をかけるのはホテルに戻ってからになる」と語った。

「われわれが2-0でリードしたとき、追加点がほしかったので選手を代えなかった。試合をコントロールできたが、そこでベルギーが本気になった。本気になったベルギーに抵抗しようとしたが、最終的に抑えられなかった」

「FKやCKもあり、延長戦に入ることも考えた。しかし、あのスーパーカウンター攻撃を受けるのは予測できなかった」(c)AFP