【6月28日 AFP】テニス、ネーチャーバレー国際(Nature Valley International 2018)は27日、男子シングルス2回戦が行われ、元世界ランキング1位のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は4-6、4-6で大会第2シードのカイル・エドモンド(Kyle Edmund、英国)に敗れた。

 ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2018)の開幕が来月2日に迫る中、ドローがつくられる29日までに出場可否を決断するというマレーは、数日中に自身のチームと相談するとした上で、「とにかく明日どのような状態かを見ないといけないが、特に問題はなさそうだと考えている」「全ての試合で自分の体とテニスのレベルに関する情報を得ようとしている」と語った。

 ウィンブルドンでは2度の優勝経験を誇るマレーだが、臀部(でんぶ)の故障で11か月にわたり戦列を離脱し、前週のフィーバーツリー選手権(Fever-Tree Championships 2018)でツアーに復帰したばかり。現在の世界ランクは156位にまで落ちている。

 フィーバーツリー選手権では初戦敗退を喫したが、英南部の海岸沿いに位置するイーストボーン(Eastbourne)で行われている今大会では、25日の1回戦で自身と同じく四大大会(グランドスラム)通算3勝のスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)を破り、弾みをつけていた。

 一方、自身の助言者でもあったマレーから英国ナンバーワンの座を奪っているエドモンドは試合後「アンディが相手ということで、精神的に少しタフな試合だった。でも、これも一つの試合だと考えるようにした」と語り、「これまでアンディのことを本当に尊敬してきた。いつも僕の面倒を見てくれたし、本当によくしてくれた。だから変な気分だったし、終盤にかけては少し緊張した」と語った。(c)AFP