【6月25日 AFP】サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)に出場しているセネガル代表のアリュー・シセ(Aliou Cisse)監督が24日、イングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)でプレーし、日本代表と2-2で引き分けた試合でも得点を記録したサディオ・マネ(Sadio Mane)に対して「調子を上げてほしい」と注文した。

 現役時代にセネガル代表の主将を務めたシセ監督は、28日に行われるコロンビアとのグループリーグ最終節に向け、マネに違いを生み出してほしいと話し、「マネのような選手は期待が大きく、脚光を浴びる選手の一人だ。彼はもっとうまくプレーができるが、きょうはポーランド戦のときよりも良かった。そしてコロンビア戦では、さらに良いプレーを見せなければならない」と語った。

 セネガルはこの試合、マネのゴールで先制するなどリードを2度奪ったが、乾貴士(Takashi Inui)と本田圭佑(Keisuke Honda)に得点を許し、引き分けに持ち込まれた。シセ監督は日本が勝利に値したとの見解を示し、「もちろん後悔はある。しかし、ポーランドに勝利した初戦と比較すると、今夜の試合に偉大なセネガルの姿はなかった。正直に言えば、きょうのわれわれはそれほど良くはなかった」とコメントしている。

「われわれは2度リードしたが、悩ませたのは2失点を喫したことだった。しかし、グループステージは3試合を通して行われる。だからわれわれはコロンビア戦で最善の結果を期待したい」

 一方、所属するリバプールを欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)決勝に導いた直後にW杯に出場しているマネは、セネガルの方が勝利に値したと話しており、「正直に言うと、チーム全員が失望している。勝つ手段はあったし、僕らはそれを成し遂げられなかった」と述べた。

 日本代表の西野朗(Akira Nishino)監督は、マネを食い止めるために選手たちはうまくやったと評価し、「マネを抑えることは非常に重要だが、その脅威を和らげたという点で選手たちは非常に良い仕事をしてくれた。しかし、われわれがより心配していたのは、彼がほかの選手に与える躍動感だった」と語った。

「前半は彼やほかの選手をやや自由にプレーさせてしまった。しかし、全体的な彼への対策はよくやったと思う」 (c)AFP