【6月17日 AFP】インドネシア・スラウェシ(Sulawesi)島の北トラジャ(North Toraja)で、高床式の葬儀小屋から落下してきた母親のひつぎが直撃し、男性(40)が死亡した。地元警察が17日、明らかにした。

 北トラジャなどでは、葬儀が行われる前に遺体を納めたひつぎを、装飾を施した高床の小屋に安置する風習がある。

 地元警察がAFPに語ったところによると、数人がひつぎを担いで竹のはしごを上っていたところ、突然、はしごが崩れてひつぎが落下。亡くなった女性の息子を直撃し、息子は搬送先の病院で死亡した。はしごは適切に補強されていなかったとみられる。

 ネット上には、事故当時の様子を捉えた動画が拡散した。

 男性の遺体は、母親の遺体と共に安置されたという。(c)AFP