【6月12日 AFP】サッカー国際親善試合が11日、各地で行われ、ベルギーはロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)の2得点とエデン・アザール(Eden Hazard)の活躍でコスタリカに4-1で勝利し、開幕を控えるW杯ロシア大会(2018 World Cup)に弾みをつけ、本大会でベルギーと同じグループGに入っているイングランド、パナマ、チュニジアに脅威を与えた。

 しかし、ここまで好調だったアザールが後半25分に負傷交代を強いられ、ベルギーのファンにとっては大会に向けて不安が残った。ルカクは試合後、アザールの故障は長引かないとの見解を示し、「エデンはタフな男だから、あまり心配はしていない。彼はどんなときでも蹴られてしまうが、すぐに乗り越えてきた」とコメントしている。

 コスタリカにとって、ロベルト・マルティネス(Roberto Martinez)監督の率いる多芸多才なベルギーは手に負える相手ではなかったが、試合では素晴らしい立ち上がりをみせ、ブライアン・ルイス(Bryan Ruiz)の得点で一時はリードを奪った。

 しかし、先週の試合でエジプトに3-0で勝利しているベルギーは、ワールドクラスのアザールがチームをけん引し、ドリース・メルテンス(Dries Mertens)とルカクのゴールで前半を2-1で折り返した。

 迎えた後半5分、イングランド・プレミアリーグの強豪マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に所属するルカクは、猛スピードでスペースに入り込み、強烈なヘディングから自身2得点目を記録すると、同10分には前線のパートナーであるミシ・バチュアイー(Michy Batshuayi)の得点をお膳立てし、二人は祝福のダンスで喜んだ。(c)AFP