【6月7日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2018)は6日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)と第11シードのディエゴ・シュワルツマン(Diego Schwartzman、アルゼンチン)の一戦は、シュワルツマンが6-4、3-5(15-30)とリードしていたところで降雨順延となった。

 世界ランキング1位のナダルがローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)でセットを落とすのは3年ぶりで、ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)に敗れた2015年の準々決勝以降は37セット連続で獲得していた。

 しかし、コート・フィリップ・シャトリエ(Court Philippe-Chatrier)で行われたこの日の一戦では、14本のアンフォーストエラーを犯して3度のブレークを喫し、低調のまま第1セットを落とすと、直後にはトレーナーを呼んで両手首にテーピングを巻いてもらう場面もあった。

 第2セットに入っても、雨で最初の中断になるまではシュワルツマンにブレークアップを許していたなど、深刻な状況に立たされていたナダルは、再開後に3ゲームを連取してサービングフォーザセットのところまで巻き返していたが、ここで2度目の降雨中断となり、結局試合は翌日に持ち越されることが決まった。

 一方、ナダルとシュワルツマンの勝者と準決勝で対戦する第3シードのマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)と第5シードのファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)の一戦は、第1セットのタイブレーク(5-5)の場面で順延が決まっている。(c)AFP/Jed Court