【6月6日 AFP】米航空宇宙局(NASA)のジム・ブライデンスタイン(Jim Bridenstine)長官は、国際宇宙ステーション(ISS)の日常業務を数年後に引き継ぐ方向でグローバル企業数社と協議していることを明らかにした。5日の米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)とのインタビューで語った。

 協議している会社名は明かさなかった。

 ホワイトハウス(White House)は今年に入り、ISSの直接予算を2025年までに打ち切る考えを表明。一部の議員は激しく反発している。

 ISSはサッカー場程度の広さで日本やロシア、カナダ、欧州の国が協力し、2000年以降宇宙飛行士らが長期滞在してきた。専門家からは、ISSは米政府が関与しているだけでなく、国際的な事業で各国との協力に依存しているため、米国による民営化計画は一筋縄ではいかないとの見方も出ている。(c)AFP/Kerry SHERIDAN