【5月31日 CNS】中国商務部が28日にまとめた「主要消費財需要状況統計調査分析報告」からは、中国人消費者の輸入商品に対する旺盛な需要が浮き彫りとなった。

 調査の有効回答者数は1397人。回答者の8割以上が30代以上だった。

 収入が多いほど、輸入商品の購買意欲は強くなる。世帯収入が月額2万元(約34万円)を超える消費者は全員が輸入商品を買ったことがあり、この1年に限っても86.6%が購入経験があった。

 商品消費総額に占める輸入商品の割合が3割を超えると答えた消費者は、全体の20%を超えた。品目別で化粧品が36.1%、育児用品が33.4%、時計・眼鏡が28.9%、乗用車が27.3%、ジュエリー・アクセサリーが22.7%だった。

 また、今後半年で輸入商品の購入を増やすと答えた消費者は全体の31.0%だった。品目で多かったのは順に化粧品、時計・眼鏡、育児用品、乗用車、ジュエリー・アクセサリーだった。