【5月31日 AFP】ボクシングで史上最速の3階級制覇を成し遂げたワシル・ロマチェンコ(Vasyl Lomachenko、ウクライナ)が、負傷した右肩の手術を受けたことが分かった。プロモーション会社が30日に発表した。

 所属するトップランク(Top Rank)社によると、ロマチェンコは12日に行われたホルヘ・リナレス(Jorge Linares、ベネズエラ)とのWBA世界ライト級タイトルマッチで右肩を痛めたため、米カリフォルニア州ロサンゼルスのクリニックで、損傷した右肩の関節唇を修復する内視鏡手術を受けたという。

 ロマチェンコはリナレス戦で6回にダウンを喫したが、立ち上がって10回TKO勝利を収め、自身プロ12戦目にして3階級制覇を達成した。

 トップランクは、「手術は整形外科の世界的権威であるニール・S・エラトラシェ(Neal S. ElAttrache)医師を執刀医に行われました。そのため、当初予定されていた8月25日の防衛戦は中止となります。ロマチェンコはすぐにでもリハビリを開始する見込みで、年内にはWBAライト級およびリングマガジンの王座防衛戦を開催できればと考えています」と発表した。

 執刀医によれば、ロマチェンコはリナレス戦での「脱臼」が原因で関節唇と軟骨の損傷、嵌入(かんにゅう)骨折のけがをしたが、「復帰後も負傷前と同じレベルのパフォーマンスを見せられる」と太鼓判を押した。

 五輪2大会連続の金メダルなど、アマチュアで文句なしの実績を上げてプロに転向したロマチェンコは、ゲーリー・ラッセル・ジュニア(Gary Russell Jr.、米国)に勝利し、プロわずか3戦目でWBO世界フェザー級の王座を獲得すると、7戦目でロマン・マルティネス (Roman Martinez、プエルトリコ)とのWBO世界スーパーフェザー級タイトルマッチを制し、史上最速での2階級制覇を果たしていた。これまでの戦績は、11勝1敗(9KO)となっている。(c)AFP