【5月11日 AFP】テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2018)は10日、男子シングルス3回戦が行われ、大会第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は6-3、6-4で第13シードのディエゴ・シュワルツマン(Diego Schwartzman、アルゼンチン)を下し、準々決勝へ駒を進めた。

 この勝利でナダルは、クレーでの連続獲得セット数を50に伸ばし、ジョン・マッケンロー(John McEnroe)氏が1984年にカーペットでマークした49セット連取の記録を34年ぶりに更新。オープン化以降における単一サーフェスでの最長記録を打ち立てた。

 今回の金字塔について、本人は試合前に意に介さないとしていたが、昨年の全仏オープンテニス(French Open 2017)をはじめ、今季のバルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2018)やモンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2018)を含むこの記録は、ナダルが過去12か月間で圧倒的な安定感を保ってきたことを示している。

 四大大会(グランドスラム)通算17勝目がかかる今月末開幕のローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)でも絶対的な優勝候補と目されているナダルは次戦、4強入りをかけて第5シードのドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)と対戦する。(c)AFP