【5月10日 CNS】百度(Baidu)は、2018 年第1四半期の決算を発表した。AIの商用化が前進し、今四半期の売上高は209億元(約3577億円)で前年同期比31%増えた。純利益は67億元(約1146億円)で前年同期比277%増加した。売上高は市場予測の202億元(約3457億円)を上回った。

 百度の事業エコシステムの中心である人工知能(AI)業務は今四半期、力強い成長を見せた。百度の李彦宏(Robin Li)CEOは、「2018年はコア事業を成長させ、『モバイル技術を固め、AI時代を勝ち取る』戦略を引き続き進めていく。イノベーションを維持しながら『検索とストリーミング』を組み合わせ稼ぐ力を高める。また、AIアシスタント『DuerOS』のハードウェアのパートナーを増やし、自動運転オープンプラットフォーム『アポロ(Apollo)』をより広く展開する」と話した。

 百度の余正鈞(Yu Zhengjun)CFOは、「百度は今四半期も安定的に成長した。営業利益は46億元(約787億円)で前年同期比128%増えた。この1年間で非核心事業を切り離し、AI事業への投資を増やした」と話した。

 今四半期、百度のAIエコシステムの三つの柱が一気に動き出した。AI技術プラットフォームグループ(Artificial Intelligence GroupAIG)は先端技術の探求だけでなく、技術アプリケーションを通じて実際の問題の解決に挑戦した。また、「DuerOS」と「アポロ」はパートナーを増やし規模を拡大、百度のAIの商用化を着実に押し進めている。(c)CNS/JCM/AFPBB News