中国の動画サイトiQIYI、売上高は49億元 2018年第1四半期
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【5月9日 CNS】中国のインターネット検索最大手、百度(Baidu)傘下の動画サイト「愛奇芸(iQIYI)」が発表した2018年の第1四半期の売上高は49億元(約837億円)で、前年同期比57%増えた。純損失は3億9600万元(約67億8200万円)で、赤字幅は前年同期より11億元(約188億円)縮小した。赤字は縮小基調が続いており、有料会員も6130万人に増え、良質なコンテンツの制作が収益に結び付く好循環が形成されつつある。
愛奇芸創業者の龔宇(Gong Yu)CEOは、「愛奇芸の上場後最初の四半期の業績は良質なコンテンツの拡充の成果が出て、好調だった。特にオリジナルのバラエティ番組、『アイドル練習生』『熱血ストリートダンス団』などが広告事業に好影響をもたらした」と話した。
また、愛奇芸傘下のアプリ、『納豆』や『愛奇芸アニメ』の広告事業も急成長した。広告サービス売上高は21億元(約359億円)で前年同期比52%増え、収益の43.3%を占めた。広告サービス以外では会員サービスが43.0%、IPによるマネタイズが8.3%、コンテンツが5.5%だった。
第1四半期は、会員サービス収入の増加が特に顕著で収益の柱となっており、16年第3四半期から、6四半期連続で増加している。それに伴い収益全体に占める割合も15年の18.7%から、16年には33.5%、17年には37.6%と増加した。18年第1四半期の会員サービス収入は21億元(約359億円)で、前年同期比67%増加した。また、18年3月末時点の有料会員数は17年3月末の3580万人から72%増加の6130万人だった。(c)CNS/JCM/AFPBB News