【5月7日 AFP】インド東部ジャルカンド(Jharkhand)州で4日、17歳の少女がレイプされた上、灯油をかけられて火を放たれ、7日現在も生死の境をさまよっている。警察が発表した。同州では3日にレイプされた16歳の少女が、4日に自宅で生きたまま火を付けられ殺害される事件も発生している。

 警察がAFPに明かしたところによると、17歳の被害者は「(体表の)70%に深度1度のやけどを負っている。命は助かる可能性はある」という。警察は近所に住む19歳の男を逮捕しており、この容疑者が「被害者に灯油を注ぎ、火を付けた」としている。

 また同州チャトラ(Chatra)でも類似事件が発生し、15人の身柄が拘束されている。警察によると3日に16歳の少女をレイプした男2人のうち主犯格の男は、4日に地元の村議会から腹筋運動100回と5万ルピー(約8万円)の罰金を命じられると激怒。被害者の家に急行し、少女の両親に危害を加えた上、少女が中に居ると知りながら自宅に火を放った。

 インドでは2016年、約4万件のレイプ被害が報告されている。今回の2つの事件により、同国におけるレイプ事件の扱いに改めて注目が集まっている。(c)AFP