【5月6日 AFP】ミシェル・オバマ(Michelle Obama)前米大統領夫人は5日、ロサンゼルスで行われた「米国女性サミット(United State of Women Summit)」で講演し、同国を「救う」奇跡的な次期大統領候補の出現を期待しないよう訴え、自身の出馬の予定はないことを示唆した。

 ミシェル夫人はサミット会場で、およそ5000人の聴衆にロックスターのように迎えられた。聴衆のほとんどは女性だった。

 ミシェル夫人は「誰が出馬しようと関係ない」と述べ、家庭でも、職場でもできるところで女性の権利向上のために行動するべきだと呼び掛けた。

「私たちを救ってくれる誰かが現れるのを待っていられない。私たちはバラク・オバマに投票したが、彼は人種差別を無くせなかった」と述べた。

 さらにミシェル夫人は、今年2月14日にフロリダ州パークランド(Parkland)の高校で生徒や職員17人が死亡した銃乱射事件を受けて、銃による暴力に立ち向かうために立ち上がった若い米国人らに敬意を表した。

 このサミットでは女優のジェーン・フォンダ(Jane Fonda)さんやセクハラ告発運動「#MeToo(私も)」における主要人物として知られるタラナ・バーク(Tarana Burke)さんも講演した。(c)AFP/Veronique DUPONT