【5月5日 AFP】17-18イングランド・プレミアリーグは4日、第37節の試合が行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は0-1でブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(Brighton & Hove Albion FC)に敗戦。シーガルズ(Seagulls、ブライトンの愛称)は来季のプレミアリーグ残留が確定した。

 チェルシー(Chelsea)とのイングランドFAカップ(FA Cup 2017-18)決勝を2週間後に控えているユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督は、先発6人を入れ替えたが、後半にブライトンのパスカル・グロス(Pascal Gross)に決勝点を許すという代償を支払った上に、同カードでは1982年以来の黒星を喫してしまった。

 すでに優勝が確定しているマンチェスター・シティ(Manchester City)に次ぐリーグ2位の確保を逃してしまったモウリーニョ監督は、「きょうは目標に対する熱意の違いが明確に出てしまった」と話し、勝利へのこだわりが欠けていたとして選手を批判した。

「われわれが2位を目指すことよりも、相手はプレミアリーグに残留することの重要性を明確に示した。私にとって2位確保は重要なことだったので、とてもがっかりしている。選手たち一人一人が失望しているかどうかは、私には分からない」

 一方、ブライトンの本拠地アメックス・スタジアム(Amex Stadium)では終始、満員の観客席から「残留するぞ」という大合唱が響いていた。この勝利でブライトンはリーグ11位に浮上し、降格圏内に勝ち点8差をつける大きな結果を残した。

 降格圏内の18位につけるサウサンプトン(Southampton FC)と、17位に踏みとどまっているスウォンジー・シティ(Swansea City)は8日に直接対決に臨むことになっているため、ブライトンは降格の可能性が消滅した。(c)AFP/Kieran CANNING