【5月3日 AFP】1日に行われたレアル・マドリード(Real Madrid)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)準決勝第2戦で、敗退につながるミスを犯したバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)のGKスベン・ウルライヒ(Sven Ulreich)が2日、自身のSNSで謝罪した。

 ウルライヒは両チーム1-1で迎えた後半開始直後、味方のバックパスの処理でまさかのミスを犯し、カリム・ベンゼマ(Karim Benzema)に勝ち越しゴールを流し込まれた。

 バイエルンは諦めずにハメス・ロドリゲス(James Rodriguez)のゴールで2-2に追いついたが、2戦合計スコア3-4で一歩届かず、結局チームは4季連続でスペイン勢の手で敗退に追い込まれることになった。

 ウルライヒは自身のインスタグラム(Instagram)のアカウントに「チャンピオンズリーグの敗退に自分がどれだけ落胆しているかは、言葉では言い表せない。みんなが本当に決勝に行きたいと思っていたし、全力を尽くしていたが、ああいう必要のない、説明のつかないミスを犯してしまった。チームとファンのみなさんに申し訳ない」と書き込んだ。

 ウルライヒは正守護神のマヌエル・ノイアー(Manuel Neuer)が負傷離脱した2017年9月以降、バイエルンの第1GKを務め、好調を維持して4月のリーグ6連覇決定にも貢献してきた。ウルライヒの投稿には、チームメートから激励のコメントがすぐさま寄せられている。

 スペイン代表のハビ・マルティネス(Javi Martinez)は「君は僕たちの尻ぬぐいを何度もしてくれたじゃないか」とコメント。また、けがでこの試合を欠場したジェローム・ボアテング(Jerome Boateng)は「顔を上げろ!僕たちは勝つときも負けるときも一緒だ」とすると、ハメスも「顔を上げよう。僕らはチームだ」と励ました。

 この敗戦でバイエルンの3冠の夢は絶たれたが、国内2冠の可能性は残っており、5月19日にベルリンでフランクフルト(Eintracht Frankfurt)とのドイツカップ(German Cup 2017-18)決勝を戦う。(c)AFP