【4月29日 AFP】17-18ドイツ・ブンデスリーガ1部は28日、第32節の試合が行われ、控え中心のメンバーで試合に臨んだバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は、ニクラス・ドルシュ(Niklas Dorsch)がデビュー戦でゴールを決めるなどして4-1でフランクフルト(Eintracht Frankfurt)を下し、来季の指揮官就任が内定しているニコ・コバチ(Niko Kovac)監督のチームに快勝した。

 すでにリーグ優勝を決めているバイエルンは、レアル・マドリード(Real Madrid)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)準決勝第2戦を見据え、何人かの主力メンバーを温存した代わりに20歳のドルシュ、さらにはメリタン・シャバニ(Meritan Shabani)とフランク・エヴィナ(Franck Evina)という10代の2人にトップチームデビューを飾らせた。

 それでもバイエルンは、ドルシュのゴールで前半終了間際にリードを奪うと、後半にザンドロ・ヴァーグナー(Sandro Wagner)が追加点。セバスティアン・ハラー(Sebastien Haller)に1点を返されたが、ラフィーニャ(Rafinha)とニクラス・ズーレ(Niklas Suele)のゴールで突き放した。

 バイエルンとコバチ監督率いるフランクフルトは、5月に行われるドイツカップ(German Cup 2017-18)決勝でも対戦する。

 バイエルンのユップ・ハインケス(Jupp Heynckes)監督は「非常に効果的なプレーができた。これは水曜日のレアル・マドリード戦ではできなかったことだ」と話した。

 一方でケルン(1. FC Cologne)は2-3でSCフライブルク(SC Freiburg)に敗れ、2部降格が決まった。

 前半14分と後半7分にニルス・ペテルセン(Nils Petersen)のゴールを許してフライブルクに2点を先行されたケルンは、後半37分と同42分にレオナルド・ビッテンコート(Leonardo Bittencourt)が得点して希望をつかんだが、アディショナルタイムにフライブルクのルーカス・ヘラー(Lucas Hoeler)に決勝弾を決められ、降格が決まった。

 ケルンの守護神ティモ・ホルン(Timo Horn)は、「ヘラーのゴールは、ひどすぎるシーズンのおまけのようなものだった。われわれは完全にもぬけの殻だ」とコメントした。

 また、こちらも厳しい状況のハンブルガーSV(Hamburger SV)は3-1でVfLボルフスブルク(VfL Wolfsburg)に勝利し、奇跡の残留への希望をつなげている。

 クラブ史上初となる降格を逃れたいハンブルガーは、ここ4試合で3勝目を挙げて残留圏内に勝ち点2差と迫っている。(c)AFP/Kit Holden