【4月22日 AFP】米国のハワイでボディーボード中にサメに襲われた男性が、以前にクマとガラガラヘビにも襲われる経験をしていたことが分かった。

 4年間に3度も不運に見舞われたこの男性は、米コロラド州在住のディラン・マクウィリアムス(Dylan McWilliams)さん(20)。現地紙によると、ハワイ州のカウアイ(Kauai)島沖で19日、マクウィリアムスさんがボディーボードを楽しんでいたところ、いきなり体長約2メートルもあるサメに脚をかみつかれた。

「サバイバル訓練」のインストラクターをしているマクウィリアムスさんは、何とか約30メートル離れた岸まで泳ぎつき、居合わせた人が呼んだ救急車で病院に搬送された。マクウィリアムスさんは「脚が半分、なくなったんじゃないかと思った」と語っている。かみついてきたのはイタチザメとみられる。

 マクウィリアムスさんは病院で脚を7針縫う処置を受けたが、実は昨年7月にもコロラド州でサマーキャンプ中にクロクマに襲われ、頭部を9針縫う大けがをしていた。この時、野外で眠っていたマクウィリアムスさんはクマに後頭部をかじられて目を覚ました。クマに引きずっていかれそうになったマクウィリアムスさんはクマを殴りつけ目つぶしをくらわせて難を逃れた。さらにマクウィリアムスさんは、その前にもユタ州でハイキング中にガラガラヘビに出くわしてかまれるという災難に見舞われているが、幸い軽傷で容体は数日で回復したという。

 4年の間に3回も動物に襲われたマクウィリアムスさんは「ただ、まずい時にまずい場所にいるんだと思う」と述べ、「両親はとにかくぼくがまだ生きていることに感謝しているよ」と付け加えた。(c)AFP