シリアの米軍任務「変更なし」 国防総省が駐留継続表明
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【4月6日 AFP】米国防総省は5日、シリアにおける米軍の任務に変更はなく、当面は駐留を続けると表明した。ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領は先月29日、シリア駐留米軍を早期に撤収させたい考えを示していた。
同省のダナ・ホワイト(Dana White)報道官は記者団に対し、「われわれのシリアでの立場は、ISIS(イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の別称)を打倒することだ」とし、「その任務に変更はない」と言明した。
トランプ氏は29日、米兵をシリアから「撤退」させたい意向を表明し、政権内で懸念が高まっていた。
トランプ氏の側近の多くは、撤退を早まり広範囲に悪影響を生むことを危惧している。
ホワイトハウス(White House)は4日、シリアにおける米軍任務は「早急に終結」すると言明したが、撤退の期限は定めなかった。(c)AFP