【4月2日 AFP】男子ゴルフ米国ツアー、ヒューストン・オープン(Houston Open 2018)は1日、米テキサス州ハンブル(Humble)のゴルフ・クラブ・オブ・ヒューストン(Golf Club of Houston)で最終日が行われ、イアン・ポールター(Ian Poulter、イングランド)がボー・ホスラー(Beau Hossler、米国)とのプレーオフを制し、今季メジャー初戦の第82回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2018)の最後の出場権を手にした。

 先週、世界ランク51位でわずかにマスターズの出場権獲得に失敗していたポールターだったが、2年ぶりにマスターズに臨む87人の選手の中に名を連ねることになった。

 10番を終えてポールターは2位に3打差をつけていたものの、23歳のホスラーが12番から4連続バーディーを奪い通算19アンダーと逆転に成功した。

 それでも42歳のポールターは、最終18番で6メートルのバーディーパットを沈めて「67」のスコアでフィニッシュし、ホスラーとともに通算19アンダーで並んだ。

 すると、プレーオフの1ホール目でホスラーはティーショットをバンカーに、2打目をウオーターハザードに打ち込んでトリプルボギーとし、パーセーブしたポールターに勝利を譲った。

 ポールターはこれがキャリア通算17勝目となったが、米ツアーでの優勝は、世界ゴルフ選手権(World Golf Championships)での2勝についでこれが3度目。優勝自体も2012年の世界ゴルフ選手権、HSBCチャンピオンズ(WGC-HSBC Champions 2012)以来となった。

 また初日で123位だった選手が優勝を飾るのは、ツアーでは35年ぶりの出来事となった。

 メジャー通算3勝を誇るジョーダン・スピース(Jordan Spieth、米国)は「66」でホールアウトし、マスターズに向けて良い形で大会を締めくくり、通算16アンダーでエミリアーノ・グリジョ(Emiliano Grillo、アルゼンチン)と3位タイにつけた。(c)AFP