【3月30日 AFP】中国で女性計11人を殺害し、一部の犠牲者については体を切断していたことから「中国の切り裂きジャック(Jack the Ripper)」と呼ばれる連続殺人犯に対し、同国中北部・甘粛(Gansu)省の裁判所は30日、死刑判決を言い渡した。

 同省白銀(Baiyin)市の検察当局によると、高承勇(Gao Chengyong)被告(53)は1988年から2002年にかけて、計11人の女性に対して強盗やレイプに及び、最終的には命も奪った。

 同市の中級人民法院は高被告を有罪と認め、強盗罪と故意殺人罪で死刑を、さらに強姦(ごうかん)罪と死体侮辱罪でも追加刑を言い渡した。

 国営メディアによると、高被告は赤い服を着た若い女性を狙って家まで後をつけ、喉をかき切ったり、遺体を切断したりしたという。最も幼い犠牲者は8歳だった。

 高被告が逮捕された2016年、国営紙・北京青年報(Beijing Youth Daily)は、局部を切除された被害者もいたと伝えていた。(c)AFP