【3月30日 AFP】テニス、マイアミ・オープン(Miami Open 2018)は29日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第16シードのパブロ・カレーニョ・ブスタ(Pablo Carreno Busta、スペイン)は6-4、5-7、7-6(8-6)で第6シードのケビン・アンダーソン(Kevin Anderson、南アフリカ)に競り勝ち、準決勝進出を決めた。

 前週のBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2018)では勝利したカレーニョ・ブスタに敗れたことで、アンダーソンはマスターズ1000(ATP World Tour Masters 1000)の準々決勝での成績が0勝10敗となった。

 今季はニューヨーク・オープン(New York Open 2018)で優勝すると、続くメキシコ・オープン(Abierto Mexicano TELCEL Presentado Por HSBC 2018)では準優勝と、好調で今大会に入ったアンダーソンにとっては、悔しい結果となった。

 第2セットで2本のマッチポイントをしのぎ、勝負の行方を最終セットに持ち込んだアンダーソンは、タイブレークで自身も2本のマッチポイントをつかんだ。しかし、いずれのチャンスもふいにすると、九死に一生を得たカレーニョ・ブスタがチャンスを生かし、マスターズで自身2度目の4強入りを果たした。

 アンダーソンと5度目の対戦にして初勝利を飾り、トップ10との成績を2勝21敗としたカレーニョ・ブスタは試合後「2本のマッチポイントを逃したのは痛かったが、前に進み続ける必要があった」「本当にうれしいし、観客の応援は素晴らしかった」と語った。準決勝では第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)と第29シードのボルナ・チョリッチ(Borna Coric、クロアチア)の勝者と顔を合わせる。(c)AFP