【3月28日 AFP】欧州サッカー連盟(UEFA)は27日、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)とヨーロッパリーグ(UEFA Europa League)では、延長に突入した場合に限り、チームは4人目の交代枠の使用が認められると発表した。

 4人目の交代枠は両大会の決勝トーナメント以降で導入される。2016年に行われたリオデジャネイロ五輪で4人目の交代枠を導入した国際サッカー連盟(FIFA)は、W杯ロシア大会(2018 World Cup)でも同制度を適用するものとみられている。

 UEFAは主催大会の選手の出場資格についても見直し、1月に移籍した選手が前の所属チームで大会に出場していても、新しい所属先で同じ大会でプレーすることができることになった。

 例えば、今年1月にイングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)からスペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)に移籍したフィリペ・コウチーニョ・コレイア(Philippe Coutinho Correia)は、今季のチャンピオンズリーグに出場できないが、UEFAは決勝トーナメント以降「無条件で」新たに獲得した選手3人を追加登録することができると改正したため、同じシチュエーションでも来季からは出場可能になる。

 その他の改正では、チャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグ、UEFAスーパーカップ(UEFA Super Cup)で登録できる控え選手は7人から12人に増やされた。

 さらに原則グリニッジ標準時(GMT)午後7時45分からとなっていたチャンピオンズリーグの試合開始時間は同8時に変更され、グループステージでは2試合が同5時55分から開始されることも決まった。これはテレビ放映権料を最大化するためとみられている。(c)AFP