【3月19日 AFP】オーストラリア西部パース(Perth)のビーチからインド洋に流されてしまい、行方不明となっていた水泳クラブの巨大な黄色いゴム製のアヒルの消息が、1週間を経てやっと判明した。同クラブの会長が19日、明らかにした。

 今月11日に「逃走」したのはコーバーン・マスターズ・スイミング・クラブ(Cockburn Masters Swimming Club)が所有する黄色い大型ゴム製アヒル「ダフネ(Daphne)」。クラブ側は目撃情報の提供を呼び掛けていた。

 だが19日、地元漁師のトニー・ギブ(Tony Gibb)さんが、失踪当日に海岸から30キロ離れた沖合でダフネを見つけていたと明かした。

 豪ABCに対してギブさんは、「その時点では行方不明のアヒルのことは誰も知らず、どこからやって来たのかも分からなかった」「(ダフネに)異常はないようだった。しっかり膨らんでいたし、一切損傷もなかった」と語った。ダフネを引いて岸まで戻ったギブさんは、すぐに返還する意向だという。

 その一方で、ダフネが流された際、泳いで後を追ったが引き離されてしまったクラブのピーター・マー(Peter Marr)会長は、「慎重さが必要とされる交渉だが、ダフネには戻ってきてほしい」と冗談を飛ばした。(c)AFP