中国の民泊大手とアゴダが提携 世界で10万件の物件情報共有
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【3月15日 CNS】中国の民泊仲介サイト、小猪短租(Xiaozhu)とブッキング・ホールディングス(Booking Holdings)傘下のホテル予約旅行サイトアゴダ(Agoda.com)は13日、グローバル戦略的パートナーシップを結んだと発表した。
互いの強みを共有し、技術とサービスの革新、ブランドマーケティングなどの分野で協力する。両社は民泊物件情報の共有を開始。その数は10万件を上回る。
アゴダは38言語に対応し、180万以上の宿泊施設を掲載している。中国人の利用者も多い。
アゴダ大中華区トップの劉健明(Liu Jianming)氏は「今回の提携で、旅行客にホテル以外の選択肢を示し、より多様なニーズに対応できるようになる。同時に、旅行客それぞれの予算にも応じられる。私たちは、小猪短租が中国で蓄積したノウハウと、アゴダの世界のOTA(オンライン旅行業)分野におけるノウハウによって、民泊体験をさらによいものにできると信じている」と語った。
小猪短租の創業者、陳馳(Cheng Chi)CEOは、「今後、アウトバウンドとインバウンド観光の急速な成長に伴い、民泊プラットフォームは世界中のユーザーに高品質なサービスを提供する能力が求められるようになる。小猪短租は業界のパートナーとの連携を加速していく。アジアにおける優れた業績は、小猪短租の国際化の力となるだろう」と述べた。
小猪短租は2017年に、海外事業を開始。海外100都市以上でサービスを展開し、日本、タイの民泊事業を伸ばしている。(c)CNS/JCM/AFPBB News