【3月12日 AFP】オーストリアの首都ウィーンにあるイラン大使の公邸付近で11日夜、警備員が男に刃物で襲われ負傷した。男はその場でこの警備員に撃たれて死亡した。地元警察がAFPに明らかにした。

 警察の報道官によると、襲撃は午前0時前に発生。警備員が発砲し、男(26)はその場で死亡した。

 襲撃の動機は現時点では不明。

 警備員は公邸外の詰め所にいたといい、襲撃で腕を負傷した。

 国防省の報道官によると、警備員の対応は「規則の範囲内」だったと判断されている。襲撃犯はチロル(Tyrol)地方出身のウィーン在住者という。

 事件を受けて、警察は市内の在外公館周辺の警備強化を指示した。(c)AFP