【3月2日 AFP】17-18イングランド・プレミアリーグは1日、第28節の試合が行われ、マンチェスター・シティ(Manchester City)が3-0でアーセナル(Arsenal)に快勝。5日間で2度同じ相手に同じスコアで敗れたアーセナルのアーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督は、選手に奮起を促した。

 2月25日のイングランド・フットボールリーグカップ(England Football League Cup 2017-18)決勝でアーセナルを退け、ジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)政権下で初タイトルを獲得したシティは、前半33分までに3得点を奪い、2位との勝ち点差を16に広げた。

 空席が目立ったエミレーツ・スタジアム(Emirates Stadium)のファンの前で、アーセナルは再び失態を演じた。シティのベルナルド・シウバ(Bernardo Silva)、ダビド・シルバ(David Silva)、リロイ・ザネ(Leroy Sane)にゴールを許すと、後半にはクラブ史上最高額の5600万ポンド(約82億円)で獲得したピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)がPKを止められるなど、記憶から消しさりたたい夜となった。

 アーセナルはこれで今季の対シティ戦で3戦全敗とし、順位は4位と勝ち点10差の6位となっている。ベンゲル監督は試合後、「われわれはアーセナルというクラブに見合ったレベルにあることを示さなければならない」とコメントしたが、チームの復権には22年の長期政権を終わらせることが不可欠だという意見に再び異議を唱えた。

「人生で永遠というものはない。どういった反応をし、局面を変えるために集中して努力する姿を見せることができるかにかかっている」

 気温は氷点下にまで下がり、日曜日にウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)で無残な結果を目の当たりにしたことで、エミレーツ・スタジアムは満席とは程遠かった。雪でピッチが覆われることを考慮し、ピッチのラインは試合前に青に塗り替えられた。寒さに耐えてスタジアムに足を運んだファンはその思いも報われず、いつもの光景を目にした。アーセナルは公式戦最近12試合で7負目を喫している。

 ベンゲル監督は「0-3で負けてファンに満足してほしいのか? 私は(スタジアムが埋まらなかったことに)あなた方が驚いていることに驚いている。天候と日曜日に大きな落胆があったという事実が重なった結果だ」と語った。(c)AFP/Kieran CANNING