【1月25日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2018)は24日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第2シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は7-6(7-1)、6-3、6-4のストレートで第19シードのトマス・ベルディハ(Tomas Berdych、チェコ)を下し、自身通算14度目の全豪4強入りを果たした。

 全豪オープンでのベルディハとの対戦成績を5戦無敗とし、1968年のオープン化以降では最多となる四大大会(グランドスラム)通算43度目の準決勝へ駒を進めたフェデラーは次戦、決勝進出をかけて韓国のチョン・ヒョン(Hyeon Chung)と対戦する。

 グランドスラム通算19勝のフェデラーは、全豪で6度の優勝経験を誇るノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)や世界ランク4位のアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)を撃破して今大会を勝ち上がってきたチョンとは初対戦となる。

 この日、フェデラーは通算105回目のメルボルンでの試合で92勝目を挙げ、全豪オープンが自身にとって最も勝利数の多いグランドスラムとなった。また、全豪での準々決勝の成績を14戦全勝としたフェデラーは、今大会ではまだ1セットも失っていない。

「第1セットを切り抜けることができて良かった。結局はそこが試合のカギだった。粘って少しでも攻撃的になることを心がけた。リズムが出るように努めたが、トマスが先にそれをつかんだのでプレッシャーになった。本当に僅差だったがそこがターニングポイントとなり、試合全体の行方を決めた。今夜は第1セットの2-5から立て直すことができたのが大きかった」

 準決勝で戦うチョンについてフェデラーは、「彼の動きは際立っている。フォアバック両方でスライドでき、ハードコートをクレーコートのように使えるので、彼のプレーはノバクを思い起こさせる」とコメントしている。

「よくボールを返してくるし、守っているときでさえ攻撃的だ。彼との対戦を非常に楽しみにしている。彼には失うものがないからね。私は自分にも同じことを言い聞かせたい。どうなるか楽しみだ」 (c)AFP/Robert SMITH