【1月16日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2018)は15日、男子シングルス1回戦が行われ、大会第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は6-1、6-1、6-1でビクトル・エストレーリャ・ブルゴス(Victor Estrella Burgos、ドミニカ共和国)に完勝。試合後には膝の不安を一蹴するコメントを残した。

 前回大会は決勝でロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)に敗れた世界ランキング1位のナダルは、ロッド・レーバー・アリーナ(Rod Laver Arena)で行われた試合でエストレーリャ・ブルゴスを94分で粉砕。2回戦ではレオナルド・メイヤー(Leonardo Mayer、アルゼンチン)と対戦する。

 今大会で四大大会(グランドスラム)通算17勝目を目指すナダルだが、昨シーズン末には膝の故障に悩まされ、今月のブリスベン国際(Brisbane International 2018)も欠場を余儀なくされた。

 今大会前はエキシビション大会のクーヨン・クラシック(Kooyong Classic 2018)での1試合しか実戦をこなせていないが、この日の試合後には「状態は良い。もし準備ができていないと感じたら、ここにはいないだろう」と語り、右膝のコンディションが良好であることをアピールした。

 また、幼少の頃から自身を指導してきた叔父のトニ(Toni Nadal)氏がコーチを退任してから初のグランドスラムに臨んでいるナダルは「そればかり考えることはできない。前に進み、自分のチームを信じないといけない」とすると、現コーチのカルロス・モヤ(Carlos Moya)氏については「カルロスがボックスにいること、そして他のチームスタッフの多大なサポートがあることを幸運に思う」と話した。

 それでも、現在はラファ・ナダル・アカデミー(Rafa Nadal Academy)で指導に携わっているトニ氏についてナダルは「自分のキャリアで最も重要な人」と付け加えている。(c)AFP/Robert SMITH