【1月4日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領の長男らが昨年の大統領選挙期間中に行なったロシア人弁護士との会合について、トランプ氏の最側近の一人だったスティーブ・バノン(Steve Bannon)元首席戦略官・上級顧問が「反逆的」と述べた発言が報じられたことを受け、トランプ氏は3日、バノン氏は「正気を失った」などと猛烈に批判した。

 バノン氏の衝撃的な発言は、ジャーナリストのマイケル・ウォルフ(Michael Wolff)氏が執筆した新刊「Fire and Fury: Inside the Trump White House(炎と怒り:トランプのホワイトハウスの内側)」で紹介されているもの。来週の出版に先立ち、英紙ガーディアン(Guardian)と米誌ニューヨーク(New York)が抜粋部分を掲載した。

 抜粋によると、大統領選挙期間中だった2016年6月9日、ニューヨークのトランプ・タワー(Trump Tower)で行われたトランプ氏の長男ドナルド・トランプ・ジュニア(Donald Trump Jr)氏らとロシア人弁護士との会合について、バノン氏は以下のように述べたとされる。

「たとえこれが反逆的だとか、非愛国的、あるいはひどいことではないと思われていたとしても、私はそのすべてが当てはまると考えている。すぐFBI(米連邦捜査局)に連絡するべきだった」

 トランプ氏は声明で「スティーブ・バノンは私個人とも、私の大統領職とも全く関係ない。解任されたとき、彼は職だけでなく正気も失った」などと述べ、好戦的な姿勢で知られるトランプ氏としても異例の調子で不快感を表明した。(c)AFP/Andrew BEATTY and Chris Lefkow