【12月30日 AFP】2017-18アルペンスキーW杯は29日、イタリアのボルミオ(Bormio)で男子複合第1戦が行われ、フランスのアレクシス・パンテュロー(Alexis Pinturault)がW杯通算21勝目となる優勝を飾り、2週間後に控える平昌冬季五輪での金メダル獲得へ向けて弾みをつけた。

 パンテュローは合計タイム2分41秒13で制し、イタリアのペテル・フィル(Peter Fill)を0秒42差の2位、ノルウェーのチェーティル・ヤンスルード(Kjetil Jansrud)を0秒45差の3位に抑えた。

 2週間前にフランス・ヴァルディゼール(Val d'Isere)で開催された大回転第2戦でも優勝を飾っていたパンテュローは、午前中に行われた1本目の滑降こそ首位に立ったドミニク・パリス(Dominik Paris、イタリア)から1秒65差と遅れを取ったが、2本目の回転で逆転に成功した。

 現在26歳のパンテュローは「回転で大きな違いを生み出すのは難しかった。非常にトリッキーで、自分自身を限界まで押さないといけない。一つのミスが命取りになるからね」と振り返った。(c)AFP/Emmeline MOORE