【12月24日 AFP】17-18イングランド・プレミアリーグは23日、第19節の試合が行われ、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)は3-0でバーンリーFC(Burnley FC)に快勝。ハットトリックを達成したハリー・ケイン(Harry Kane)は試合後、アラン・シアラー(Alan Shearer)氏の記録がモチベーションになっていることを明かした。

 この日の3得点で、ケインは2017年に記録したプレミアリーグの得点数を36得点に伸ばした。これはシアラー氏がブラックバーン・ローバーズ(Blackburn Rovers)時代の1995年に樹立した最多記録に並ぶ数字となる。ケインはまだ年内に試合を残しており、26日のサウサンプトン(Southampton FC)戦では記録更新がかかる。

 ケインはさらに公式戦合計でも46得点を記録している。欧州5大リーグを合わせても、今年ケイン以上にゴール数を稼いでいるのは、ともにクラブで50得点を挙げているパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)のエディンソン・カヴァーニ(Paris Saint-GermainPSG)、FCバルセロナ(FC Barcelona)のリオネル・メッシ(Lionel Messi)の2人しかいない。

 ケインは「アラン・シアラーの記録に並んだのは知っている。試合が始まった段階では、ここで2点取れれば次まだサウサンプトン戦があるというくらいの感覚だった。あとは26日の試合がどうなるかだね」と語った。

 ケインの1得点目はデレ・アリ(Dele Alli)が倒されて得た微妙な判定のPKを決めたものだった。接触は激しくなかったようにも見えたが、ケインはアリがダイブしたという見方を否定し、「きょうのアリはすごく良かったと思う。前半のあの場面は両者が競り合っていた。PKはPKだと思った」と述べた。

 トッテナムはこれで5位に浮上し、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)に出場できる4位以内を目指す戦いが続いている。

 ケインは「もちろん素敵なプレゼントになった。タフな試合だったし、タフになると思っていた。スコアは3-0だったけれど、もっと取れていてもよかった。アウェーではいつだって決められるときに試合を決めてしまいたい。相手を反撃ムードにさせたくなかった」と話した。(c)AFP