【12月23日 AFP】消防隊員らが2週間にわたって闘っている米カリフォルニア州の山火事が、1932年以降としては同州最大規模となった。カリフォルニア州森林保護・防火局(Cal Fire)が22日、明らかにした。

 今月4日に発生した山火事「トーマス(Thomas)」はこれまでに約11万641ヘクタールを焼き、1063軒の建物を破壊した。被害総額は1億7700万ドル(約200億円)を超えている。

 2800人以上の消防隊員が消火活動などに当たっているが、これまでに鎮火したの65%。

 トーマスは、約11万579ヘクタールを焼いた2003年の「シダー・ファイア(Cedar Fire)」の規模を超え、これまでカリフォルニア州で信頼できる統計が可能となった1932年以降で最大規模の山火事となった。

 しかし1932年より前にも、約12万1400ヘクタールを焼いたとされる1889年のサンディエゴ・キャニオン・ファイア(Santiago Canyon Fire)など、さらに大規模な山火事も起きている。

 カリフォルニア州では今年、山火事の被害が過去最悪となっている。(c)AFP