【12月22日 AFP】フランス・リーグ1のニース(OGC Nice)に所属するマリオ・バロテッリ(Mario Barwauh Balotelli)が、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)に無給でも復帰したいとの思いを明かした。

 ニースでの2年目を迎えたバロテッリは今季公式戦21試合で16得点を挙げているが、再び大きなトロフィーを手にすることを焦がれている。

 21日付の伊紙ガゼッタ・デロ・スポルト(Gazzetta dello Sport)でバロテッリは、「ビッグクラブに戻って重要なタイトルを勝ち取ることが目標だ」と語った。

「自分の後ろに優秀なチームがいる状況に戻りたい。欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)でプレーしたいし、何かを勝ち取りたい」

 バロテッリはインテル(Inter Milan)在籍時にチャンピオンズリーグを含む六つのタイトルを手にし、2010年にシティに移籍。その後ACミラン(AC Milan)に加入したが、リバプール(Liverpool FC)時代は苦しい時期を過ごし、再びミランに復帰していた。

 バロテッリは奔放だった日々は過ぎ去り、家族に囲まれてこれまでにないほどサッカーを楽しんでいると続けた。

「スペシャルなシーズンだ。いつもそうであるべきだけれどね。プレッシャーもない。良いプレーはできている。というか、リバプールを離れてからは良い働きをしているね」

 また過去の問題行動については、「ティーンエージャーのような振る舞いをしていたけど、誰かを傷付けたことはない。20歳のころに家にいろなんて言っても無駄だ」とコメントした。

 2016年夏に自由移籍でリバプールからニースに加入したバロテッリだが、イタリアのクラブへの復帰は面倒なことになるとも考えている。

「(ミランについては)言い難いな。前回の時のようにかなりのプレッシャーにさらされるかもしれない。数週間前に前のチームメートに会いたいと思ったのだけれど、クラブの幹部に止められたんだ」

「インテルは偉大なクラブ。あそこでは成功した。(スポーツディレクターを務める)ピエロ・アウシリオ(Piero Ausilio)に、喜んでクラブに戻りたいと話したんだ。まぁ冗談半分だったけれどね」

 一方でバロテッリは、最高の日々を過ごしたのは「間違いなく」シティだったと振り返った。バロテッリはシティで2011-12シーズンの最終節に劇的な展開でタイトルを手にした。

「最高のシーズンをあそこで過ごしたし、クラブには独特の雰囲気がある。給料無しであってもあそこでプレーをしたいね」 (c)AFP