韓国軍が20発の威嚇射撃、兵士逃亡で北朝鮮軍が軍事境界線に迫る
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【12月21日 AFP】(更新)韓国国防省によると、北朝鮮の兵士1人が21日、韓国との軍事境界線に接する非武装地帯(DMZ)を越えて韓国側に逃れた後、北朝鮮軍の兵士らが軍事境界線に迫ったため、韓国軍が約20発の威嚇射撃を行った。
韓国国防相の報道官がAFPに語ったところによると、北朝鮮軍の国境警備隊は、DMZを越えて韓国側に逃れた兵士を追っていたとみられる。
兵士は男性で「低い階級」。DMZの中央部分を横切って韓国側に逃れ、その時には銃撃は行われなかったが、その後、軍事境界線に近づいた北朝鮮軍に対し、韓国軍が機関銃で約20発の威嚇射撃を行った。
北朝鮮からは先月、軍事境界線にある板門店(Panmunjom)で兵士が銃撃を浴びつつ韓国側に亡命したばかり。(c)AFP