【12月15日 AFP】トルコの沿岸警備隊は14日、同国西部沖の岩礁で立ち往生していた移民51人を救助した。ゴムボートに乗ってギリシャに向かっていたが、途中で浸水し始めたため避難していたという。

 公開された映像には、沿岸警備隊が西部ディキリ(Dikili)沖のエーゲ海(Aegean Sea)の岩礁からヘリコプターで救助活動を行う様子やゴムボートが映っている。

 沿岸警備隊によると、子ども15人を含む51人全員が救助され、ディキリ港に搬送された。9人が病院に搬送されたものの、死傷者は報告されていない。

 半国営のアナトリア(Anadolu)通信によると、今回救助された移民はシリアやアフガニスタン、アンゴラ、ソマリア出身だった。

 欧州は第2次世界大戦(World War II)以降で最悪となる移民・難民危機に見舞われており、2015年には100万人以上が欧州に渡っている。そのほとんどはシリアでの内戦を逃れた人々だった。(c)AFP