【12月13日 CNS】「中国のアニメ・漫画・ゲーム産業のグローバル化への未来」をテーマにした『一帯一路』(南寧)動漫遊戯産業合作発展フォーラム」が7日、中国・南寧市(Nanning)で開幕し、参加者は中国と「一帯一路(One Belt One Road)」の沿線国家との協力や未来への発展について討論を交わした。

 参加したのは、中国動漫集団、広西動漫協会、テンセントビデオ(騰訊視頻、Tencent Video)、湖南金鷹卡通(Aniworld TV)のほか、イタリア、フランス、インドネシアなどのアニメ関連会社など国内外の著名な業界の関係者。世界のアニメや漫画、ゲーム産業の最前線の話題や、グローバル化の下でのビジネスチャンスなどについて深く討議を交わした。

 広西文化庁の厳霜(Yan Shuang)副庁長によると、中国のアニメ・漫画市場は近年、成長期から迅速な発展によって黄金期に入り、漫画、アニメ、ゲーム領域の市場規模は500億ドル(約5兆6740億円)を超えるという。厳副庁長は、「広西チワン族自治区(Guangxi Zhuang Autonomous Region)は中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)19億人が行き交う大市場の交差点であり、一帯一路は重要な窓口を結びつける機会をもち、多くの企業家たちがビジネスチャンスを共有することを期待できる」と話した。

 中国共産党広西区委員会の宣伝部・宋震カン(Song Zhenhuan)副部長は「広西の文化産業発展を促進し政府による各サポート項目が絶えず展開されたことで、市場の将来性はますます広くなり、広西は国内外のアニメ・漫画・ゲーム企業に無限のビジネスチャンスを持ってくるだろう」と述べた。

 また、中国動漫集団、楊守民(Yang Shouming)社長は、「中国のアニメ・漫画産業の『走出去(積極的な海外進出)』は、中国の価値観や中国文化の影響力を輸出するだけでなく、中国を世界の中に示す位置を引き上げてくれる」と語った。(c)CNS/JCM/AFPBB News