【12月9日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)での将来を検討するためにチームを離脱したあと、先日所属するクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)に戻っていたデリック・ローズ(Derrick Rose)が8日、左足首の手術が必要になる可能性を示唆した。

 2011年にシーズン最優秀選手(MVP)に輝きながら、故障に悩まされて現在は左足首に問題を抱えているローズは、先月7日を最後に戦列を離れ、契約オプションを行使して休暇を伸ばしていたが、今月4日にチームに復帰した。

 チーム練習で考える時間を与えてくれた球団経営陣やチームメートに感謝の意を伝えたローズは、報道陣に対して、「ゼネラルマネジャー(GM)のコービー・アルトマン(Koby Altman)、経営陣、選手、コーチ、コーチスタッフら球団全員に感謝したい。おかげで正常な精神状態や安心感を維持できるプライベートな時間が持てた」と語った。

 その一方でローズは、足首の骨棘(こっきょく)を治療するための集中的なリハビリが十分であるかは100パーセント定かではないとして、「足首を治すためのリハビリに励む必要がある。これまで骨棘があることは公表していなかったが、自力での回復を目指していた」と話した。

「まずは患部を安静にして、脚力を取り戻すことになる。それから、次の手順を踏んでいくことになるが、どうなるかは分からない」

 ローズはまた、移籍一年目のキャバリアーズを離脱している間にトレードを要求したかについても、「ノー、ノー、ノー、ノー、ノー、ノー、トレード?ノーだ」と完全否定した。

「よしてくれ、自分はリーグ最高のチームの一つにいるのに?トレードを要求する理由はないだろ?チームは自分にあらゆる機会を与えてくれているし、ほかのチームでも望んでいたすべての機会を与えてくれようとしている。それは、バスケットボールをすることだ。自分はバスケットボールを望んでいる」

 今季のローズは7試合に出場して1試合平均14.3得点、2.6リバウンド、1.7アシストを記録している。(c)AFP