【11月26日 AFP】17-18ドイツ・ブンデスリーガ1部は25日、第13節の試合が行われ、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)とシャルケ04(Schalke04)のルールダービーは、後半ロスタイムにナウド(Naldo)が同点ゴールを決め、4点差を追いついたシャルケが4-4の引き分けに持ち込んだ。一方、前半25分までに4点をリードしながら勝ちきれなかったドルトムントにとっては、ショックの大きい引き分けとなった。

 リーグ戦では9月末を最後に6試合勝利がなく、順位も5位にとどまっているドルトムントでは、ピーター・ボス(Peter Bosz)監督にかかる重圧が高まっている。

 まさかの展開に、明らかに動揺した様子のボス監督は「つらい。失望でしかない。4-0でリードした試合で、こういうことが起きてはならない。レッドカードの後はサッカーができなくなった。あまりにも簡単にボールを失い、スペースを活用できなかった。しかし言い訳は探したくない」とコメントした。

 試合はピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)のゴールでドルトムントが先制すると、相手のオウンゴール、マリオ・ゲッツェ(Mario Goetze)のヘディングシュート、ラファエル・ゲレイロ(Raphael Guerreiro)のボレーシュートが次々に決まり、早い時間で大量リードを奪った。

 ところが後半に入ると、ギド・ブルグスタラー(Guido Burgstaller)とアミーヌ・アリ(Amine Harit)のゴールでシャルケが2点を返すと、後半27分にはオーバメヤンが2枚目のイエローカードで退場処分を受けた。

 その後もドルトムントの崩壊は止まらず、ダニエル・カリジウリ(Daniel Caligiuri)のゴールで4-3の1点差に迫られて迎えた後半ロスタイム4分、ナウドのヘディングシュートが決まると、喜びを爆発させるシャルケのファンとは対照的に、ドルトムントの選手はぼうぜんとするしかなかった。(c)AFP/Ryland JAMES